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【幸楽苑】電力コスト1億円以上削減!新電力とLED照明で収益改善へ

新電力で多くの人が電気料金の削減を期待していると思うんだけど、実際、2016年4月に電力自由化が始まったら、電気代は安くなるのかしら。

そうだね。ちょっとだけ関連することなんだけど、実は先日、ラーメン店の「幸楽苑」が、新電力とLED照明を導入して年間で1億円以上のコスト削減をするというニュースがあったんだ。

大手電力会社から新電力への切り替え、電気料金は驚きの◯◯万円カット

どんな事業者もコスト削減には積極的な企業が多いと思うんだけど、なかなか難しい課題なんだよね。そこで、今回紹介するラーメン店の幸楽苑では、抜本的なコスト削減策として、電気代を削減することを選んだ。

2011年の福島原発の事故を機に電気代は値上げされてるし、どの事業も電気代の高さに苦しんでいると思うわ。ラーメン店の幸楽苑は、具体的にはどんな方法で電気料金を抑えるのかしら。

まずは、大手電力会社から新電力への切り替えをするんだけど、調達先となる新電力はエネットと伊藤忠エネクスの2社。高圧受電契約店舗である全国333店舗と、郡山工場、小田原工場、京都工場の3つの工場の電力会社を順次切り替える予定だよ。新電力に切り替えるだけで、年間約6,000万円のコスト削減ができるというから驚きだよね。

大手電力会社のままにしていたら、年間6,000万円も損していたのね。これは他の事業者も、新電力への切り替えを検討したほうが良いんじゃないかしら…。

店舗のLED照明化で1億を超える電力コスト削減を目指す

幸楽苑ではすでに、2015年の4月から看板のLED照明化を始めている。2016年2月の段階で185店舗の看板をLED照明に切り替えたんだけど、今後は看板だけじゃなくて、街灯とか、厨房照明にもLED照明を導入するみたいなんだ。

すべての店舗をLED照明化したら、どれくらい電力コストを削減できるのかしら?

409店舗を対象にLED照明化を順次導入していくらしいんだけど、これで年間1億2000万円の電気料金が削減できる試算だよ。事業のコスト削減に大きく役立ちそうだよね。幸楽苑では、2017年の3月期の電気代を前年度比で1億7000万円削減する目標額を発表している。すごい額だね。

でも、LED照明って照明器具自体がちょっと高いじゃない?それでも、そんなに電気代は安くなるものなの?

LED照明はね、消費電力が蛍光灯の4割ほどで済むと言われていて、電気料金のランニングコストを抑えるにはもって来いなんだ。加えて、LED電球は長寿命と言われているよね。蛍光ランプの寿命は約12,000時間なんだけど、LED照明の寿命は約40,000時間もあるんだよ。

そっか。3倍以上も寿命に差があるのね。飲食店の看板の照明を交換するとなると、業者に交換を依頼する必要があるだろうし、LEDランプにすれば交換作業のコストも削減できるわね。

導入コストはちょっと高いんだけど、長い目で見るとお得だし、管理も楽なんだよね。また、LEDの光源は蛍光灯や白熱ランプよりも光量が多いから、夜でもしっかりと照らしてくれるよ。

冷房・暖房効率アップで節電効果も!電気コストをもっと削減する方法

幸楽苑は、新電力の切り替えと共にLED照明を導入したけど、電気料金を削減したいなら、他にもできる取り組みがありそうよね。

そうだね。例えば、店舗やオフィスビル、施設などでは、空調を必ずつけるよね。真夏は冷房病になる人がいるくらいクーラーをつける企業もあるし、暖房もすべてエアコンに頼っているオフィスや店舗が多い。空調コストの削減をすれば、もっと電気料金の経費負担は軽くなるだろうね。

そういえば聞いたことがあるんだけど、工場とか、店舗とかって、建設費用が高額でしょ?だから、断熱材を省略して建設するケースも多いみたいよ。

どの事業もイニシャルコストは下げたいからね。でも、長い目でみたら、断熱材を使って空調の電気代コストを削減した方が、働く従業員やお客さんも快適だし、お得だよね。最近では、遮熱塗料なんかもあるから、屋根や屋上に遮熱塗料を塗装して、空調効率アップを図ることもできるよ。

それはいいわね。でも、他にももっと節電対策になる工夫がありそうだけど…。

そうだね。例えば、低圧電力の基本料金を安くできる電子プレーカーの設置もおすすめだし、空調設備の自動制御機器をつければ、無駄な電力を抑えることもできるよ。使用電力の実態を把握して節電に努めたいのであれば、BEMSなどの電気の見える化サービスを利用してみるのも、コストカットに繋がるかもしれないね。

電力のコスト削減方法はまだまだ色々とありそうね。補助金なんかの制度もありそうだけど、何か情報はある?

いいところに目をつけたね、セッちゃん。経産省では、中小企業を対象にした省エネ関連補助金制度を設けているから、該当する企業は一度検討してみるといいかもね。

ガス料金や水道料金も経営の負担!電気以外のコスト削減も重要

幸楽苑が電気代の経費削減を目標にしているっていうニュースだったから、どうしても電気代の話題になったけど、店舗って電気だけを使っているわけではないわよね。ガスも使うし、水道も使っているわ。

そうだね。ラーメン店を例に出しても、ガスや水は大量に使っているよね。経費やコストを削減しようとすると、どうしても材料費を抑えようとか、商品を値上げして売上を上げようとする事業者も多いんだけど、水道光熱費の削減が、収益性を上げるポイントになるかもしれない。

水だったら、蛇口に節水用の器具を設置したり、食洗機を導入したり、トイレを節水型のものに切り替えするだけでも、かなりの水道代を節約できるかもしれないわね。

飲食店だったら、食洗機やトイレの取り換えは確かに効果的かもね。ガスなら、ガス会社を切り替えるだけでも大きなコストカットに繋がる可能性もある。プロパンガスなどを使っている場合も、電気と同じように、契約先を変更するだけで数千万円のコスト削減ができるかもしれないよ。

工事が必要になると、導入コストが高くなるから、手を出せない事業者も多いかもしれないけど、ランニングコストを考えたら、今すぐに見積もりだけでも依頼した方が良さそうよね。

そうだね。最近は水道や光熱費の削減コンサルティングをしている企業も多いから、コンサルタントに相談してみるのもいいと思うよ。2016年4月の電力自由化をきっかけにして、世間のコスト削減意識もどんどん高まると思うんだ。僕らも、企業のコスト削減に役立つ情報を、もっと提供していかなきゃね。

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