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バーチャルパワープラントとは

バーチャルパワープラントとは、多数の小規模な発電所や、電力の需要抑制システムを一つの発電所のようにまとめて制御を行うことを言います。日本語で仮想発電所と呼ばれたり、また英語の頭文字を取ってVPPと呼ばれたりします。電力の自由化、そして電力分散化が進むヨーロッパを中心に、バーチャルパワープラント事業を行う会社が立ち上がってきています。

バーチャルパワープラントのメリットは、一つ一つは小規模な発電施設や制御システムでも、それらを最新のIT技術によって連動させることで、電力網の需給バランスを最適化できるところにあります。大規模な発電施設に投資する必要がなく、建設が安くすみ整備も比較的簡単な小規模の発電施設を効率的に利用できるため、経済的であるというメリットも存在します。

また、多くの発電量を一つの大きな発電所に頼っていると事故が起きたときに大変なことになるため、電力の分散化が進められていますが、その分散した発電所を効率よく使うためにもバーチャルパワープラントは役立ちます。

さらに、バーチャルパワープラントが活用できるのは、小規模の発電施設だけではなく、電力の抑制システムも該当します。節電した電力を発電した電力と同じ価値だとする考え方をネガワットといいますが、ネガワットをまとめて制御するのもバーチャルパワープラントの使い方です。

たとえば、ある時間帯に電力の需要が一気に増え、10万kWhの電力が不足したとします。その場合、電力会社では、臨時である発電所を稼働させてその電力を埋め合わせるのが一般的です。このとき、もしバーチャルパワープラントを活用できれば、その時間帯に電気を節約できる家庭や企業などから少しずつネガワットを回収し、それを不足した10万kWhの電力に充てればよいことになります。

上記のようにバーチャルパワープラントを活用できれば、電力会社は一時的な電力需要を満たすための予備の発電施設を持たなくていいことになり、建設費や整備費を抑えることができます。

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