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メタンハイドレードとは

メタンハイドレートとは、新しい資源として注目されている物質で、触ると冷たいのに火をつけると燃えることから、「燃える氷」と呼ばれることも多いです。

メタンハイドレードは、水分子が作り出すカゴ状構造の中に、ゲスト分子としてメタン分子が入り込んだ構造をしています。このようにホスト分子が作り出すカゴ状構造の中にゲスト分子が入り込んだ物質をクラストレートとよび、水分子の場合は、メタンのほかに様々な気体が入り込むことが知られています。これらを総称してガスハイドレートと呼びます。

メタンハイドレードは海底の奥底に存在している物質です。存在が確認されたのは1930年代のことで、天然ガスの海底パイプラインを詰まらせる物質として認識されていました。しかし、メタンは火力発電所の燃料として使えるため、近年、急速に新しい資源として注目が集まっているのです。

日本近海にはたくさんのメタンハイドレードが埋蔵されていることが調査によって分かっています。量にして、日本の天然ガス使用量の100年分にも相当するメタンハイドレードが埋蔵されているようです。日本はもともと資源の乏しい国のため、このメタンハイドレードの実用化に積極的に取り組んでおり、2013年に政府が策定した海洋基本計画の中には、2018年をめどにメタンハイドレードを商用化する目標が書かれています。

最初に調査していた太平洋側のメタンハイドレードは、砂に混じって存在していたため、採取が困難だと言われていましたが、その後日本海側に存在しているメタンハイドレードは結晶状で存在するために低コストでの採取が可能であることが予想されています。実用化すれば、天然ガスの販売価格の10分の1になるという見込みもあるほどです。

メタンハイドレードを実際に採取する際の問題点としては、地球温暖化への影響が指摘されています。もともと海底深くにとどまっていた、温室効果ガスであるメタンを大気中に解放することになるからです。また他にも地震や地盤沈下を引き起こすのではないかという指摘や、隣国中国との資源の取り合いの問題も存在します。

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