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垂直統合とは

垂直統合はビジネス用語の一つ。ある企業が特定事業のサプライチェーンの上流から下流まで全てを担当することで、他の会社に対して有利に立つビジネスモデルのことを言います。

東京電力や関西地方など、地方ごとに大きな電力会社が独占して事業を行ってきた日本の電力会社の体制も、垂直統合型と呼ばれています。それは、一つの電力会社が発電から送電までの全てを担当しているからです。

日本の電力供給システムは、電力の安定供給を目的として垂直統合型が取られてきましたが、2011年の3月11日に発生した東日本大震災以降に起こった電力不足を受けて、垂直統合型の電力供給システムを見直すべきだという議論が高まりました。垂直統合型の場合、効率を考えて大きな発電施設に発電能力を集中させることとなり、その発電施設が使えなくなった時のリスクが大きいからです。

電力供給システムにおける垂直統合型の対義語としては、構造分離型があります。この構造分離型を適用しているのがEUになります。発電を行う会社、送電・配電を行う会社をそれぞれ分離することでリスクを分散するとともに、お互いの会社が密に連携できるような仕組みを作ることで電力の安定供給も実現しています。日本でも、2016年4月から行われる電力自由化を機に、構造分離型の電力供給システムを実現しようという機運が高まっています。

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