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環境アセスメントとは

環境アセスメントとは、大規模な開発事業等を行う際、それに伴う環境への影響を事前に調査することをいいます。日本語で環境影響評価と呼ばれ、略して「環境アセス」とも呼ばれます。

道路、空港、ダムなどの大規模な設備を作る際に、それを作る事業者は環境アセスメントを実施する必要があります。そして、環境アセスメントを実施した結果を、地域の住民や地方公共団体に対して公表する必要があります。そこで意見を交換することによって、環境に配慮した事業計画を練っていきます。

環境影響評価法にて、環境アセスメントの実施が義務付けられている開発事業は、道路、ダム、鉄道など全部で13種類あります。また、それぞれについて、その規模によって、必ず環境アセスメントの実施行わなければいけない第1種事業と、環境アセスメントの実施が必要かどうか個別に判断する第2種事業が存在します。

環境アセスメントで調査する内容としては、開発そのものが大気環境や水環境、土壌環境といった自然を構成している要素に与える影響の他に、その付近に生息する植物や動物に与える影響や、開発によって排出される廃棄物や温室効果ガスなどが自然環境に与える影響などがあります。さらには、開発を行うことで景観に与える影響や、人々が生活をする中で必要なスペース、例えば公園などに対する影響も環境アセスメントで評価すべき項目です。

日本の環境影響評価法の制定は、他の先進国に比べればとても遅く、OECDに参加している国の中で唯一環境影響評価法を持っていない国として指摘され続けたのを受けて、1997年にようやく閣議で可決されることになりました。

環境アセスメントが実施されるのは、事業の実施が決まった段階なので、すでに開発することが前提で行われるという点が問題視されています。世界的な標準である、事業そのものが有意義であるかという環境アセスメントは、日本では実施されていない現状なのです。また、環境アセスメントの結果、開発が不適切だと判断された場合は、事業は中止されるべきですが、実際に中止になる例はほとんどないことも問題です。

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