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資源量と埋蔵量の違いとは

資源量と埋蔵量の違いは、資源量が実際に存在している資源の量を表しているのに対して、埋蔵量は商業的に採掘が可能な資源の量を表しているということです。日本の場合は、日本工業規格であるJISによって各資源の予想される最低採算限界が定められており、その最低採算限界を基準にして採掘が可能な資源量を埋蔵量と定義しています。

また、確認されている埋蔵量を年間の生産量で割った値を可採年数といい、あと何年その資源を採掘可能かという値になります。エネルギー関連事業を展開しているBPグループによる2013年のBP統計によると、世界の石油の可採年数が約53年、天然ガスの可採年数が約56年、ウランの可採年数が93年、石炭の可採年数が約109年となっています。

埋蔵量には、確認埋蔵量、推定埋蔵量、そして予想埋蔵量の三種類が存在します。確認埋蔵量は、経済的なコスト回収ができる可能性が90%以上のもの、推定埋蔵量、予想埋蔵量は、それぞれコスト回収の可能性が50%以上、10%以上のものを言います。通常、埋蔵量といえば、確認埋蔵量のみを指します。

資源の市場価格や為替の価格が変化したり、技術的な進歩があったりすれば、資源の埋蔵量は変化することになります。たとえば石油の場合、今から40年ほど前には可採年数が30年ほどとされていましたが、現在では上に書いたように50年を超える数字になっています。

また、それまで埋蔵量に含まれていなかった資源が、いきなり埋蔵量に含まれるケースも存在します。その最たる例は、アメリカを中心に採鉱が進んでいるオイルサンドです。オイルサンドとは、高い粘度の油分を多く含む砂岩で、そこから油分を取り出す技術が確立されていなかった時代には埋蔵量に含まれていませんでした。オイルサンドの確認埋蔵量は、現在1700億バレル超とされています。

近くのシェール層から採取されるシェールガスもまた、新しい資源と知られ、新しく天然ガスの埋蔵量に加わった資源になります。このように、埋蔵量は時代とともに変化するため、実際に資源の枯渇がいつになるのか分かりにくいという問題点もあります。

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