電力自由化をわかりやすく【エネスケが行く】突撃!隣の電気料金

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部分供給とは

電力の部分供給とは、一人の電気利用者に対して、一つの送電線を使って、2つ以上の電力事業者から電力を供給することを言います。部分供給が認められたのは1999年からで、経済産業省と公正取引委員会が共同で作成した「適正な電力取引についての指針」により定められています。

部分供給は、一人の電気利用者が、東京電力や関西電力のような一般電気事業者と、電力市場への新規参入者である新電力の両方から電気を購入するという形が一般的です。

そして、一般電気事業者から購入する電気を通常時に使用するベース部分に、新電力から購入する電気を昼間のピーク時に使用する変動部分にそれぞれ割り当てることで、一社から電気を購入する場合に比べて料金が安くなります。2013年に東京都立中央図書館が部分供給を行った結果、年間で約400万円の経費削減見込みがあったと発表しています。

新電力は独自の発電設備を活かして安く電気を供給してくれるというメリットがある反面、規模が小さいため購入できる電力が限られていたり、太陽光発電や風力発電など自然エネルギーを活用するために供給が不安定だったりといった問題があります。

そこで、その問題を解消できる方法として部分供給が注目されています。大規模な発電設備を持つ一般電気事業者から購入する電気のいいところは、何と言っても質の高い電力が安定して供給されるというところです。ですので、常に利用する電力を安定的な一般電気事業者からの電力にし、需要が時間によって変化する部分を新電力からの電気で補うようにするというわけです。

電気料金が安いというメリットと、環境に優しい発電を行っているところから電気を購入することで社会貢献したいという考えの両面から、新電力からの電気の購入を検討する企業も多いのですが、その使用量が多いことや、安定した電力を要求することから、新電力側に契約を断られることも多くなっているようです。その問題を、部分供給は解決してくれます。

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