エアコン24時間つけっぱなしで電気代節約ってウソ?



エアコンは「24時間つけっぱなし」がイチバンの電気代節約・省エネという話がSNSで話題ですが、これはどうやらウソのようです。。
中には、24時間エアコンをつけっぱなしにしたけど、こまめに電気を入れたり切ったりしていたときよりも、電気代が大幅に安かったなんて人もいるそうです。確かにどんな家電も「起動時」が最も電力消費が激しいのですが。。。
ここでは、エアコンの冷房・暖房のつけっぱなしが本当にお得なのかどうか、実際にメーカー等に問い合わせた情報も加えながら、ご紹介していきます。
どうしてエアコンのつけっぱなしはお得?あたたかいのに省エネなんてあり得るの?

「エアコンを24時間つけっぱなしにして、電気代が安くなるわけがない!」と思う人もいるかもしれませんね。そりゃ、電気を使わなければ電気代が安くなるわけですが、問題はいつ、エアコンが電力を消費しているのかってことです。
ずっと同じだけの電力消費量が続くのであれば、1秒でも早く、エアコンの電源スイッチは切るべきです。
でも、エアコンの場合、ずっと同じ電力を消費する…なんてことはありえません!
エアコンの場合は、電力を膨大に消費するタイミングと、電力をほとんど使わなくて済む時間帯があって、この、「電力を膨大に消費するタイミング」をできるだけ減らすことが、電気料金を節約する上では重要になってきます。
ここで気になるのは、「エアコンが電力を膨大に消費するタイミング」はいつなのか?ということ。
エアコンの電気使用量が大きくなるタイミングは、
「スイッチを入れた立ち上がり直後~設定温度に達するまで」と、「設定温度と外気温との差が大きいとき」
です。
もし、冬のエアコン暖房で電気代を節約したいと思うなら、この2つのタイミングを極力減らす努力が必要になります。
エアコンのスイッチをこまめに"オン・オフ"すれば、節電につながると思っている人もいるかも知れませんが、それは逆効果!
むしろエアコンが電気を食うタイミングを、自ら作り上げてしまっている状況です。
「エアコンのつけっぱなしは電気代がお得」という説も、こういったエアコンの特性があるからこそ、話題になったのだと思います。
エアコンつけっぱなしのメリットは、省エネ・節電だけじゃありません。なんといっても、ずっと快適な温度を保てるところにあります。
いままでは、もったいないと電源を落としていた人も、エアコンがつけっぱなしでいいなら、ずっとポカポカと温かい室内で過ごせるわけです。
電気代がお得で快適だなんて、すごく良いと思いませんか?