オフグリッドとは
オフグリッドとは、電力会社などから電気が送られてくる送電線と繋がっていない状態のことを言います。グリッドとは送電線のことで、そのグリッドと繋がっていないという意味からオフグリッドという言葉が生まれました。
たとえば、送電線につながっていない太陽光発電システムは、オフグリッドソーラーと呼ばれます。通常の太陽光発電システムの場合、発電した電力を電力会社などに売電するため送電線と繋がっていますが、このオフグリッドソーラーは自前で使う電力のみを発電する設備として用いられます。具体的には、道路標識の電光掲示板などに用いられています。
また、電力会社から供給される電力を一切使わず、自分たちで発電した電力のみを使って暮らす生活スタイルを、オフグリッド生活やオフグリッドライフと呼ぶことが定着しつつあります。
オフグリッド生活を行う場合、日常生活を送る上で必要となる電力は、太陽光発電などの仕組みを導入して自分で発電する必要あるため、導入コストはとても高くなります。しかし、電力会社に払う電気代はゼロとなり、電力会社に依存しない生活を送れるということで、2011年に起こった福島第一原子力発電事故以降、オフグリッド生活を実践に移す人が増えてきています。