
スマートハウス=ゼロエネルギー住宅とまではいかないが・・・
我が家は40歳のわたしと家内、高校生と中学生の2人の娘の4人家族です。昨年、念願の一戸建てを購入しました。初期投資が多少かかっても、スマートハウスを購入しようと考えたのは私の意見でした。太陽光を使った自家発電の売電がなかなか厳しいという逆風はありましたがトータルで考えたときに間違いなくスマートハウスにした方がメリットがあるのではないかと考えたからです。
パナホームにお願いしてそもそものスマートハウスのメリットもかなりヒヤリングしましたし展示会などでも「スマートハウス」「HEMS」「太陽光パネル」「売電」というキーワードでかなり勉強してきました。営業の方もいろいろ正直ベースで対応してくれました。
・太陽光パネルで自家発電して余剰電力を売電しても別に儲かるわけではない
・自宅のすべての電力をまかなえるわけでもない
・太陽光パネルも普通の電池と同じく摩耗していって能力が落ちる
などなどいろいろ理解することができました。
これでも実際にスマートハウスにした場合には毎月のエネルギーコストが下がることは間違いないことは計算上でわかっていたので、思い切って決めました。
意外に知らなかったのが、自然の風や光を生活に取り込むことも実はスマートハウスのポイントであることです。自然光をうまく取り入れて、照明に使う電力を減らしたり、外部からの風をうまく使ってエアコンの利用を減らしたり。こうした自然の力を使うというところもなるほどと感じました。実際に住んでみてこの自然光をうまく取り入れた2階の部屋は快適な場所です。
実際に導入しているのは・・・
・太陽光パネル
・蓄電池
・エネファーム
・前述の自然光や風をうまく取り入れる換気システム
・HEMSに対応した分電盤
そしてエネルギー使用を見える化してどれだけエコな生活ができているかがわかるシステムになります。
まず、太陽光パネルの発電に関しては余剰が10KW未満なので、固定価格の買取期間が10年になっています。もちろん、収入も見えるので10年間でかなりの家庭のエネルギーコストダウンになることは計算できます。
さらに何よりも家族がエネルギー使用について気を使うようになりました。HEMSが見える化できるスマートビエラやタブレット端末で、「今、どの部屋のどこでどれだけの電力が使われているか」を理解することができます。リビングの大型テレビで家族全員で当月のエネルギー使用量もチェックできるわけです。
今は週に1回はリビングで当月のエネルギー使用量をチェックしていますので、否が応でもエネルギー使用状況を意識するようになります。
パナホームからは「ゼロエネルギー住宅」というコンセプトを聞きましたが、さすがに実際のところ、ゼロまではいっていません。しかし、以前住んでいた賃貸住宅では電気代、ガス代を足して15,000円程度かかっていたことを考えるとかなりのコストダウンです。初期導入費用をペイできるかどうかというと微妙ですが、間違いなくメリットはあります。
何より、家族全員がエネルギー使用について意識するようになりました。自然光は外部の風を取り入れた換気システムも有効で冷暖房を使う機会がそもそも減ったことが大きいのではないかと思います。この自然光や換気システムによる節電のコストメリットは見える化に見えてこないところが残念です。
もろもろのシステムを導入しても、実際に住んでみると難しい操作を必要とされることは一切ありません。エネファームでさえも通常の給湯器とさほど変わらない操作です。売電の手続きもパナホームで行ってくれたので何も苦労しませんでした。
長く住むという前提ならやはりこれからはスマートハウスかなと今は感じています。