夏はエアコン24時間つけっぱなしが電気代が安い? 賢く冷房費節約



当サイトの価格表記は、すべて税抜です
滞納や支払いに困っているなら最短で即日でも借りられるカードローンを検討
滞納や支払いに困っているなら最短で即日でも借りられるカードローンを検討

昼間の冷房費を抑えることが最大の節約ポイントに!つけっぱなしよりも重要なこと

夏の冷房は、とにかく昼間がポイントです。昼間は太陽も出ていて、14時ごろには最も暑くなります。同じ設定温度でも、この14時ごろはどんどん外気温が上がっていくので、設定温度と外気温の温度差はMAXに。
そのため、エアコンもどんどん冷気を作って、どんどん電力を消費していきます。
夏の冷房費を抑えるなら、この日中の電気代をなんとかすることが大切です。
また、仮に「エアコン24時間つけっぱなしが一番お得な節電法」だとしても、この時間帯の温度差の幅を小さくすることはとても重要です。
24時間フルパワーでエアコンが稼動するようだと、時間が経てば経つほど、電気代はかさんでしまいます…。
電気代節約するなら、地道な工夫で節電することは必須
すごく原始的と思われるようなことでも、ちょっと工夫するだけで室温には変化が生まれます。
- 打ち水
- すだれ、よしず
- エアコンの室外機周りの環境整備
打ち水は、道に水を撒くだけの簡単な涼の取り方として有名ですよね。日本の昔ながらの風習でもあります。
打ち水にどれくらいの効果があるかというと、1Lの水を撒くとして、1000立方メートルの空間を2度下げる威力があるようです。
住宅の室温は周辺環境の空気の温度にも左右されますから、家の外でも、温度を下げておくことは重要です。
また、すだれやよしずも同様に効果大です。
まず、どちらも日よけとして使われることが多いですが、日よけの効果だけでなく、すだれやよしずに水をかけると、打ち水の効果も得られるといいます。
そして最後に、エアコンの室外機周りの環境整備をすることも忘れてはなりません。
節電にいい室外機の環境づくり、あなたのやり方は間違っているかも!?

こちらはメーカーの方に「エアコンの室外機周りをどうしておくことがベストなのか」と聞いてみました。
すると、
「エアコンの室外機の周りには何も置かない、何もしないのが一番良い方法です」
とのこと。中には驚きの方もいらっしゃることでしょう。
そう、エアコンの室外機に屋根をつけたりとか、水をかけたりとか、そういうことはしてはいけないのです!
実は、エアコンの消費電力は、その9割を室外機が使っているのだそうです。
そのため、確かにエアコンの室外機を良い状況で使うことが、一番の省エネにつながるといいます。その良い状況とは、室外機周りの風通しを良くすることに尽きるのだそう。
ただし、室外機は40度を越えた時点で、室外機としてのパフォーマンスが下がってしまうそうです。
西日の当たる場所などにエアコンの室外機がある場合は、直射日光で温まることもありますよね。その場合は、風通しを遮らないように日よけをつけたり、工務店などに依頼して専用の日よけカバーなどを取り付けてもらうのがいいそう。
これらの小さな工夫をすることで、外気の温度を下げ、エアコンの負担を下げることができるでしょう。
エアコンの24時間つけっぱなしを実行するにしても、これらの工夫をするとしないとでは、大きな電気代の差を生みそうです。
冷房の消費電力は、暖房よりも少ない?夏は冬よりもともと電気代がお得?
さて、話は少し変わりますが、ここからは、よりエアコンというものについて知っていこうと思います。
最初にエアコン24時間つけっぱなしの電気代を計算したときにも気になりましたが、エアコンの冷房の消費電力って暖房よりも少ないんですよね。
でも、それってなぜなんでしょうか?クーラーって、「電気代が高い」ってイメージもあります。
念のため、最初に触れた日立の白くまくん以外のエアコンも見てみましょう。
メーカー | 三菱電機(MSZ-ZW2816S) | Panasonic(CS-X286CXR) | ダイキン工業(AN22TRS-W) |
暖房 | 670W(105〜1980) | 690W(105〜1980) | 450W(110〜1880) |
冷房 | 540W(105〜990) | 515W(110〜1100) | 425W(110〜960) |
やっぱり、他のメーカーのエアコンも、暖房よりも冷房のほうが最大の消費電力量は小さいですね。
三菱電機のZシリーズやダイキン工業のエアコン「うるさら7」に関しては、暖房時と冷房時のフルパワー時の電力は、約2倍の違いがあります。
これを見ると、同じエアコンでも、暖房より冷房のほうが、電気代はかからないってことになりますね。
この原因、気になりませんか?
色々と原因を探っていくと、エアコンの冷房の消費電力が低いのではなくて、暖房の消費電力が多すぎているのだそうです。
ちょっと専門的になりそうなので、エアコンメーカーに尋ねてみました。
エアコンの冷房よりも暖房のほうが電気代がかさむ原因は○○にあった!
エアコン暖房の消費電力が多い理由は、「制御機能」が多いからとのこと。どういう機能かというと、たとえば、
- 室外機の霜取り
- ホットスタート機能(室外機を温めてから運転開始する)
などが挙げられます。
冬はエアコンの室外機が霜で凍り付いちゃったりするので、それを取るための制御機能などが働くそうです。
ホットスタートも、室外機自体を一度温めてから暖房するので、起動時の電気代が余計にかかるんですね。
こういう機能、エアコンのリモコンに書いてあるワケではないので、全然知らなかった…。
エアコン暖房は、室外機のためにも電気を使わないといけないので、電気代がかさんじゃうんですね。
一方、エアコン冷房といえば、霜もなく、「室外機を一旦冷やしてから冷たい風を送る」という工程はありません。スイッチを入れたらすぐに、部屋を冷やすことに注力できるんです。